毛の役割と仕組み

毛の役割と仕組み

 

 

毛は,多くの哺乳類にみられる共通した特徴です。
動物の種類や性差によってその形や色なども様々ですが,
一般的な毛の機能については次のように考えることができます。

 

毛の役割

保温

人間は,体温を一定に保つための仕組みが備わっています。
毛は,体表からの放熱を防ぐ役割のひとつを担っていると考えられます。
毛自体は死細胞からできているため,毛そのものからの放熱が非常に少ないのに加えて,毛と毛の間にふんだんに蓄えられた空気層が外気温と体表の間の断熱材として働くことで保温機能を助けています。

 

紫外線や熱からの防御

体毛があると太陽の熱や有害な紫外線から体を守ってくれます。

 

保護色

アザラシの赤ちゃんは雪の中で目立たないように真っ白な毛をまとうことにより、外敵から身を守っています。

 

コミュニケーション

毛を作る毛包組織の一つひとつに,アポクリン腺と呼ばれる分泌腺が存在しています。
アポクリン腺からは,個体識別・なわばり主張・異性を引きつけるフェロモン効果をもつ物質など様々な臭い物質が分泌されています。

 

センサー機能

毛を作り出す毛包組織には,神経の末端が接触しているます。
そのため毛に伝わった振動は刺激として脳に伝わります。

 

物理的な刺激に対する緩衝機能

機械的摩擦から皮膚を保護するクッションとしての効果があります。

 

有害物質の排出器官

飲食で体の中に取り込んでしまった有害物質を毛に蓄積させて毛の脱落とともに体外へ排出する機能が存在すると考えられいます。

 

毛の仕組み
毛は皮膚の組織の一部として存在しています。
手のひらと足の裏をのぞくほとんどの部分に毛が生えています。
毛には、皮膚の保護機能、体温を保つ機能、知覚機能などさまざまな役割があります。
最近では人間の生活環境の変化によって、あまり重要な役割を持たなくなってきました。
そのため、ムダ毛と呼ばれることが多くなりました。

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